すでに介護職に就いている人でも、職場の環境や自分の生活スタイルの変化によって職場を変えないといけない場合も出てきます。また、介護職に就いていなかった人が介護職に就いた際にももらえる手当があります。
転職を考えた時に気にしたいのが「再就職手当」です。失業中の人が早めに再就職できるように作られた促進制度によるもので就職祝い金ともいわれている再就職手当。失業保険の支給日数が規定以上に残っていれば就職が決まった場合に受け取れる手当のことです。
転職活動中に気になるのは収入面ではないでしょうか。就職が決まってしまったら失業保険は貰えなくなるし、と思う人もいるかもしれません。しかし再就職手当があると転職活動のモチベーションも上がるのではないでしょうか。
「介護職就職支援金貸付事業」というものも紹介します。今まで介護の職についていなかった人が介護や福祉の職で働くことになった場合に受けられる支援制度です。
まず2~6ヶ月かけて無料の介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの指定の職業訓練を修了します。そうすると働くことができるという証明書が発行され、その後就職支援金として最大で20万円借りることができます。
注意点もあります。この就職支援金は2年以上働くことで返済が不要となりますが、期間内に辞めてしまうと返済しなくてはいけなくなります。またこの制度は都道府県における任意の事業となっていますので行っていない地域もあります。転職を考えている場合はハローワーク等に確認してみましょう。