夜勤や緊急対応が多い介護職は、施設によってはそうした対応や資格に応じて特別な手当を設けています。その種類や金額、要件にはどんなものがあるのでしょうか。
「夜勤手当」「時間外手当」は多くの施設で採用されている手当です。夜勤手当の平均相場は6,000円前後ですが、時間外手当は規定として「給与の1.25倍」が額として規定されています。
「処遇改善手当」は介護施設・企業が国へ申請することが必要な手当で、国の出す介護施設・環境における特定条件を満たすことで支給されます。5つの区分に分かれており、どの区分であるかで金額が変わりますが、これにより従業員に月額平均12,000円~37,000円の手当が支給されます。
「特別処遇改善手当」はキャリアを積み、ベテランになっても給与が少ない介護福祉士とその増進支援を目的とした手当です。条件を満たすことで給与月額を80,000円上げる、もしくは年収を440,000円以上に出来ます。勤続10年以上の介護福祉士(国家資格)という条件こそありますが、給与が大幅に上昇します。
介護に関する資格、「介護福祉士」「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格取得による手当相場は10,000~15,000円です。これらの資格は資格手当が貰えるだけでなく、取得する事で根本的な給与が上がる、キャリアアップにもつながります。介護職で働き続けるならぜひ取得を目指したい資格です。
まずは、はじめに「初任者研修」の取得を目指していきましょう。